治療方法

ランパセラピー(顎顔面口腔育成療法)

顎顔面口腔育成療法 - ランパセラピー

概要

欧米や日本などの先進国では、呼吸の仕方や構造の問題で様々な症状が認められて来ています。
その問題とは、顎(上の顎)の成長が著しく悪くなっている事で気道(特に上気道)が狭くなり、様々な疾患(口呼吸による歯並び、虫歯、歯槽膿漏 睡眠時無呼吸症候群、喘息などの呼吸器疾患、アレルギー性鼻炎など)に影響が出ている事が最近分かってきました。ランパセラピーは「Biobloc therapy」という、イギリスのJohn Mew先生によって研究開発された矯正療法を、三谷寧先生によってさらに進化させたもので、歪んだ頭蓋底を改善するための新しい治療方法です。

歯並びは改善されますが、それが目的ではありません。
頭蓋は一番上で、歯列は上顎の下部構造になります。
従って、一番上を治せば下部構造は良くなるというのがそもそもの発想です。
歯科で言う不正咬合(出っ歯、受け口、乱ぐい歯)の特徴の一つとして考えられる、顔の垂直方向への成長が歯並びを悪くする原因と考えられています。
ランパセラピーは、上顎を前上方へ牽引し、その慣性を利用して下顎を前方回転させるという特徴を有するため、従来の前下方への牽引とは全く異なります。従って得られる結果も異なる事になります。最近の調査ではこの治療法は頭蓋の不調和に起因する歯列不正ばかりか、上咽頭閉塞疾患や喘息にも有効であることが分かってきました。

 

ランパセラピー - RAMPA Therapy

6歳11ヶ月

12歳5ヶ月

13歳5ヶ月