概要
ダイレクトボンディング法は特殊な波長の光の照射で硬化するコンポジットレジンという歯科用プラスチックを使用し、天然歯のような自然な色や形を再現する治療法です。
塗り重ねて歯の変色を修正したり、歯の造形を行って歯並びを治したりと「歯の美しさ」を追求した治療にも対応いたします。
歯に直接接着させるため、削る箇所は最小限で全く削らないこともあります。
ダイレクトボンディング法が適している症例
神経に達していない比較的小さい虫歯
虫歯治療跡を詰める
歯の色を改善
すきっ歯の改善
歯の形を整える
歯が欠けている
目立つ位置に銀歯がある
昔の詰め物が変色していて目立っている
ダイレクトボンディング法は歯を削る量が少なく、型どりをする必要がないため最短1日で治療を行うことができます。
虫歯の部位のみピンポイントで削るため、健全な歯を削らなくて済み、できるだけ長く自分の歯で生活しようと思うと、たとえ虫歯になっても歯を削る量を少なく抑えるほうが、その歯を長持ちさせることができます。
ダイレクトボンディング法のメリット
最小限の切削量
健全な歯をできる限り削らずに、歯科用プラスチック素材で形を再現することができます。
見た目の良さ
様々な色調が表現できるので、極端に白くなることもなく、周りの歯に合わせた色合いに修復できます。
生体親和性
金属不使用（メタルフリー）なので、金属アレルギーの方も心配ありません。
部分的な補修ができる
治療部位がかけた場合や変色した場合は、その部分だけを補修することができます。
治療費用
大きく削ってかぶせる治療と異なって、費用を抑えることができます。
通院回数・治療時間
通院回数は1～2回で完了する方が多いです。治療時間は治療する部位や大きさにもよりますが、治療の説明などを含めて1時間～1時間30分くらいです。
ダイレクトボンディング法のデメリット
奥歯や広い部分に適応不可
虫歯が広範囲な場合などには適応できないことがあります。
経年劣化
金属やセラミックに比べると強度は劣ります。
また、年月の経過で治療部位と歯との境に着色が生じる場合もあります。
おかざき歯科クリニックは「できるだけ歯を抜かない・歯や歯周組織の侵襲を最小限に」をクリニック方針のひとつにしています。
ダイレクトボンディング法は、治療担当医の技術と知識が治療結果に大きく影響する治療法です。
当クリニックでは数多くのダイレクトボンディング治療を手掛けており、治療前にカウンセリングを行い、患者さまに合わせた治療計画をご提案いたします。
患者さまには、十分にお時間をとっていただき、ご納得された上で治療を進めさせていただきます。
ダイレクトボンディング法は素材がコンポジットレジンという歯科用プラスチックのため、部分的な破損や経時的な変色・艶の消失が多少みられることがあります。
定期的なメンテナンスを受けていただくことにより、きれいな状態を長く維持することができます。
